ハードディスク消去ビジネスの闇シリーズ第3回

サーバー

セキュリティ対策、各種認証などを前面に出している業者はヤバい?

セキュリティ対応を前面に出している業者には注意しましょう。

防犯カメラ、セキュリティゲート、入退出管理などを行っているといる業者は沢山ありますが、業者によっては注意する点があります。

それは自社で作業場を管理している業者。

データ消去や産業廃棄物処理などと関係のない業種と同じ倉庫で第三者がセキュリティ対策を行っている場合は良いですが、自社の建物でセキュリティ対策を行っている所は単なる営業ツールであり、信用できない状態である可能性がある事を忘れないでください。

自社で管理していますので、都合が悪いときはいくらでも調整がききます。

ハードディスクの持ち出しが発生した業者もそのあたりのことはしていたはずですが気づかれずに持ち出されていました。

これは予想ですが、上層部が同じような事をやっていた事を従業員が見ており、内部では不正している事を従業員も知っており抜け穴をついて不正持ち出しが発生することはあると思います。

上層部が不正するときは防犯カメラもセキュリティゲートも入退出管理も意味がありません。

管理してる人間が不正に出入りしていてもメンテナンスや、故障などを理由に無効化できます。

 

ISO9001、ISO14001、ISO27001、ISO 45001などを前面に出している業者はどうなの?

取引した業者がどうだったのか考えるとあってもなくてもあまり変わりません。

正しくマニュアル通り業務を行っているのかは就職会議などで会社の評価を見るとある程度見抜くことができます。

正直ここにお金かけるのも営業ツールとしてなのだと思います。

逆にPマークしか持っていない業者のほうが堅実に作業されていることが多いくらいなので怖くなります。

次回は結構無理な解釈を行う業者についてお話したいと思います。

ハードディスク消去ビジネスの闇シリーズ第2回

サーバー

ハードディスク消去業者の種類

ハードディスク消去を行う業者は大きく分けると以下タイプに分かれます。

(ここでいうデータ消去は情報を上書き消去、破砕(破壊・穴あけ・プレス)、磁気破壊を指します。)

  1. データ復旧・消去を行っている業者
  2. PC買取業者
  3. 産業廃棄物処理業者
  4. 他の作業が本業だが、本業の中でPCの取り扱いがありデータ消去も出来るという業者

各業者の特徴

データ復旧・消去を行っている業者

本業は故障した記憶媒体からデータを抽出するデータ復旧作業を行っている業者が本業のノウハウを元に上書き消去を行っています。

ハードディスクメーカーや記憶媒体を取り扱う商社と協業している事も多く、データを処理することで利益を得るビジネスですので信頼度は高いです。

データを扱う専門業者なので従業員のデータ消去への理解度は高めです。

依頼する際に問題になるのは費用のほかPCではなくハードディスクのみの受け入れとなることが多く、依頼する前にハードディスクを取り出しておく必要があるなど、社内で事前準備が必要となる事が多い為、他のタイプの業者に出すという企業も多いはずです。

ハードディスクを社内で取り出すのは手間ですが、ハードディスクのシリアルなどを社内で管理することができ消去後の証明写真や映像などの確認に役に立ちます。

私は最終的にはこのタイプの業者に依頼を行っていましたが一番間違いがありませんでした。

PC買取業者

PCを買い取り、PCを再販しますので買取時にデータ消去を行います。

買取価格にはデータ消去費用が含まれているはずですが、データ消去だけでの価格は未公開、データ消去を証明する書面が必要な場合は有料となる事が多いです。

データ消去方法について情報がない場合もあり、時間をかけて上書き消去を行っても利益が出る場合と出ない場合で上書き消去と破砕の対応と分けている事もあります。

(小容量のハードディスクの場合、時間をかけて消去するよりも破砕し、新品または既に消去されているハードディスクを搭載して販売したほうが利益が出る事が多い)

PCの状態で預ける事になるので証明書を発行してもハードディスクのシリアルなどが正しいのか判断することは難しく、実際に証明書で不正を発見した事あります。

買取金額を得たいという企業であれば仕方がありませんがデータ消去をと考えているのでれば避ける事をお薦めします。

産業廃棄物処理業者

おそらくデータ消去ビジネスの闇で一番深いのはこのタイプの業者です。

データ消去目的で産業廃棄物処理業者へ依頼する場合はデータ処理方法は破砕となりますが、個別に破砕していない場合、破砕漏れ(シュレッダーのような機械に入れるが歯の大きさやタイミングにより破砕されず処理終了となってしまう。)が発生したり、そもそも破砕すらせず、再委託業者にハードディスクを出荷している場合など規模やデータ消去の理解度により処理内容に大きく差があります。

破砕費用と処理後の素材としての有価物売却で利益を得る事になりますが、有価物売却よりもハードディスクのまま売却したほうが利益がでますので色々と問題が起こるのだと思います。

データ消去は無視、ハードディスクが邪魔で目の前から消えてくれと思ってる場合や、すでに社内で上書き消去済みでデータは無いという場合は利用しても良いと思いますが、データ消去を考えているのであれば避ける事をお薦めします。

(このタイプの業者には色々とあるので別の記事で集中的に書く予定です。)

他の作業が本業だが、本業の中でPCの取り扱いがありデータ消去も出来るという業者

引っ越し屋、総合システム販売会社などがこのタイプの業者となります。

基本的に産業廃棄物処理業者など他の業者に委託しており、データ消去としてあまり期待できません。

拠点の移転などで、引っ越し屋さんから「一緒に処理できますよ」と言われても断ることをお薦めします。

総合システム販売会社の場合は消去を行うのは誰なのか確認を行ってください。

実体験ですが、社内で使っていたPCのハードディスクが故障し交換を行った際の故障ハードディスクが引っ越し荷物に混入、数か月後PC監視ソフトにそのハードディスクのシリアルナンバーが上がってしまうという事故が発生した事があります。その後情報はでなくなりましたがハードディスクはどうなったのかわかりません。

 

 

ハードディスク消去ビジネスの闇シリーズ第1回

サーバー

ハードディスク情報流出事件

2019年発生した富士通のリース物件のデータ消去を請け負った株式会社ブロードリンクの従業員が消去対象のハードディスクを持ち出し、オークションサイトで転売、それを購入した方がデータが残ったままである事を確認し問題が発覚するという事件がありました。

ネットを検索すれば似たような問題は沢山でてくると思いますがなぜこのような問題が発生するのか記事にしたいと思います。

記事を書くきっかけとなった事

自分は以前、社内のPCを廃棄に出す窓口を行っていたがその時にも似たような事が発生しており、原因を調べていくうちに廃棄の闇を感じました。

これまで特に記事にするつもりはなかったのですが、最近のビッグモーターの話を見てこれと同じだと感じ実体験を記事にすることにしました。

このような記事を読む方はなんらかの形でデータ消去に携わった事がある方だと思いますので、あるある程度で読んでいただければと思います。

また、データ消去業者選びで偶然この記事にたどり着いた方は参考にしていただければと思います。

 

X270をWi-Fi6に対応させるモジュール

AX200.NGWG.DTK

X270でWi-Fi6を使えるようにするモジュールIntel AX200、出てきたばかりの頃はバルク品が2000円位で買えましたが、最近はAmazonやAliでも4000円近くするような状況です。

コロナの影響で高くなったのか、Wi-Fi6が一般化して対応機器が増えたことが原因かはわかりませんができれば安く買いたいところです。

調べてみるとIntelのリテールパッケージでAX200.NGWG.DTKという製品が販売されており、無線LANモジュールにAX200が使われています。これは秋葉原で3000円以下で購入可能です。

 

AX200.NGWG.DTK

パソコン工房系のお店が安いようです。ツクモはAmazonと同じ価格でした。

 

X270の液晶が故障、そして交換した。

X270を使い始めて4年、液晶が故障しました。

症状としては画面が急にふわーっと暗くなったり、画面表示が乱れたりし始めました。(以前から画面周辺だけ暗くなっていたという事もあったのでそのころから調子悪かったのかも)

この症状が出る前、バッテリの持ちが以上にわるくなり、Windows上40%バッテリが残っているのにシャットダウンされてしまうという症状も出ていました。

年末で急ぎで修理したいこともあり、液晶パネルはAmazonのプライム扱いの物を買いました。

お値段1万円位です。コロナ前はもっと安かったような気がしていましたが急ぎなので仕方がなく。

届いた液晶パネルはN125HCE-GN1という物です。X270 の液晶で検索すると、コネクタ位置が違う物がありますので交換の際はコネクタ位置を確認したほうが良いと思います。私のはセンターでした。(FHDモデルとHDモデルで差があるのかも)

交換手順は解説されているサイトが沢山あるのでそちらを見ていただければと思います。

交換した結果ですが問題なく動作し、バッテリ問題の問題も解決、しかも以前の状態よりバッテリの持ちが良くなるというありがたい結果となりました。

もしこの記事をみて液晶パネルを交換する方がいましたらN125HCE-GN1を検索して値段を確認してください。

Amazon以外にも沢山出てきますので。

ThinkPad E495のTrackPoint キャップはどのタイプ?

今日、E495のTrackPoint キャップを買おうと思ったが出先でどのタイプの物かわからなかったのでメモ

E495に合うのはThinkPad スーパーロープロファイル トラックポイントキャップ

(軸の小さい通常の高さのTrackPoint キャップ)

 

時間がかかっても問題なければLenovoの通販が安いし間違いない。

banggood.comどうなんだろうか。その後

DJIのOSMO Pocketが安いという事でbanggood.comに注文。注文してすぐにbanggood.comで購入したDJI製品は保証が受けられないような記事を見つけたので即キャンセル連絡をしたのだが対応が怪しかったのでメモの続き。

届かなかった!

どこの輸送業者でも検索出来ないトラッキング番号、banggood.comの中では発送している情報が出ており、到着予定日も表示されていたが到着予定日を過ぎても届かず、連絡をいれたところ「原因は分からないが荷物が戻ってきてしまった。」「もう一度送るので住所があっているか確認してほしい。」という内容の返信をしてきた。これ以上かまってられないので全額返金を要求した。

正直使わないほうが良い

ほんと今回の買い物は勉強になりました。このサイトは使わないほうが良いです。数千円の違いならAmazonの怪しい業者から買ったほうが全然マシってことがわかってしまった。次回からは気をつけます。

その後Paypalで返金されました。よかったよかった。

最近流行りのLenovo E495を購入してみた話

最近Twitterで話題だったLenovo E495、私も購入してみました。

最低仕様で購入しているのでパーツの増設やら交換をするわけですがその手の記事はたくさんあるので今回はNVMeのSSD交換を行って気になった点だけの話になります。

底面が樹脂で冷えない。

元々搭載されていたNVMeSSDの動作時温度は40~43℃位とかなり低めでしたが交換したXPG SX8000は熱い部類のSSDでヒートシンクなしで動作させると軽く70℃を突破してしまいます。ノートで使うのはどうかと思ったのですが余っているSSDがこれしかなかったので仕方なく…

取付箇所をチェックすると底面部分にSSDの熱を逃がす金属パーツがあり、小さ目のシリコンシートが貼り付けられていましたが少々心配なのでシリコンシートを大きいものに張り替えました。今回使用したシリコンシートはアイネックス のM.2 SSD用熱伝導パッド HT-14、厚みは1.2mm、ほんとかどうか怪しいですが熱伝導率は13W/m・K。ほかのシリコンシートをで試してみていないので結果が良かったのかわかりませんがアイドリング時50℃、動作時60℃位なのでちょっと熱いですがサーマルスロットリングでの速度低下は発生しないレベルに抑えられています。

とりあえずこの状態で使いますが、夏つらくなってきたら少し遅いSSD(CrucialのP1あたり)に変更してみようかと思います。

しかし、E495はメモリー64G行けるし2.5インチのドライブも積めるし安いしで最高ですね。

サンキューすまさ!

X270をWi-Fi6対応にしたいのだが

Wi-Fi6(ax)対応の無線LANアクセスポイントが増えてきたのでそろそろX270の無線LAN環境を更新したい。という事で使えそうな物をチェックしてみた。

ところがいきなり終了のお知らせだ。

X270に使えそうなWi-Fi6対応のカード、intel AX200に技適マークが入っている物が売っていない。国内のPCでも搭載している物があるので技適マーク入りの物があるはずだが一般には流通していないのかもしれない。

またAX200の技適マーク入りのLANカードが手に入ったとしても次にアンテナの問題がある。

内蔵のLANカードが技適認証されるにはLANカード単体ではなくアンテナがセットになる為、X270内蔵のアンテナとセットで使った場合、技適認証されてない状態となってしまう。

アンテナについて調べて見るとAX200搭載しているX1のアンテナの部品版は01YU740、X270のアンテナの部品番号は01HW954、ケーブルの長さに差があるように見えるので使えるかわからないがとりあえずaliexpressで注文してみたので技適マーク入りのAX200が手に入ったら組む予定。

昔のThinkPadだとベンダーチェックがあり、汎用のLANカードがそのままでは使えないという問題があったが、AX200はそのまま使えるという事が確認できた。

ソースは中国住みの知り合いがX250にAX200を挿して使っていという事だw(知り合いの知り合いではないので正しい情報。)

 

01HW954の写真

01YU740の写真

banggood.comどうなんだろうか。

DJIのOSMO Pocketが安いという事でbanggood.comに注文。注文してすぐにbanggood.comで購入したDJI製品は保証が受けられないような記事を見つけたので即キャンセル連絡をしたのだが対応が怪しかったのでメモ

また不親切というかわざと間違えるようにしているのではないかという画面など本当に商品が届くのか心配です。

怪しい解説サイト

利用方法解説サイトがやけに多い。しかも内容が間違っている物が多い気がした。

私もキャンセル方法を調べている時に騙されそうになったのだが注文履歴からキャンセルできるという情報を載せているサイトがあるのだが注文履歴から履歴を消すとキャンセルとなると解説しているのはかなり悪質。

削除なので当然キャンセルにはならない。これを信じてほっとくと荷物が届く事になると思う。

キャンセルするには電話、Eメール、チャット(いずれも英語対応の様だ)での手続きが用意されているがキャンセルできるのかはわからない。(私は理由つけられてキャンセル出来なかった。)

とにかく早い発送と謎のトラッキング番号

キャンセル連絡を入れたがすでに発送してしまったのでキャンセルは出来ない。30日の返品保証があるので到着後、返品すれば返金するという内容。当然返送料はこちら持ちとなる。(返品の話の前に、転売すればいいのでは?と提案してきたw)

トラッキング番号を伝えてきたが発送方法は Japan Direct Mailという。どこでトラッキング番号検索できるのか確認したが日本に入るまでどこの業者が取り扱うか不明みたいな事を言われチャット終了。キャンセル出来ない理由として言われた発送済みだが5日経った今もどこでもトラッキング番号が引っかかってこない。

返品はできるのか。

返品の手続き申請しても難癖つけてきそうで面倒だが試してみるしか無い状況になってしまった。この手間考えるとAmazonで売られている怪しい奴を買った方がマシだと思ってしまうよね。

私より5日前に注文した知人よりaliexpressなどでも販売をおこなっている業者から出荷されたという情報が入った。やっぱりそういうことね。